観光産業 – 人と文化

豊かな手工芸

創造性にあふれたマダガスカルの職人たちが、木、繊維、金属、石、革、角など、各地方で手に入る素材を製品に仕上げます。空き缶でさえモデルカーにリサイ クルされ市場で売られています。一口に手工芸といっても幅広い選択肢がありますが、4つのものがとくにマダガスカルを象徴しているといえるでしょう。

  • ザフィマニリの人々の木彫アート: 世界無形遺産に登録されたこの木彫は、1950年代にザフィマニリの人々が食糧難から自分たちの彫刻や家具を市場に出さざるを得なくなったときに一般に知 られるようになりました。ザフィマニリの芸術は日常の道具(皿、スプーンなど)や家具(スツール、パネル)、装飾(木像)に表現されます。

  • アンテムル手漉き紙: ある特定の木の皮を煮て柔らかくしたのち平らにならした一種のパピルス。この紙はアンテムル族の人々によって「ソラベ」といわれるアラビア-マダガスカル風のカリグラフィに用いられました。現代ではカード、アルバム、タペストリー、インテリア装飾に使われています。

  • 天蚕絹: 固有種であるタピアの葉しか食べない蚕から取れる「ランディべ」と呼ばれる天蚕絹は、マダガスカルにしか存在していません。自然環境の中で集められた繭か ら糸を取り、手織りにします。粗く仕上げた織り地を、植物染料だけで染め上げていきます。最近まで天蚕絹は経帷子使用にされるだけでしたが、現在では ファッション業界とインテリア業界に進出しています(スカーフ、靴、ドレス、テーブルクロスなど)。

  • アンパニヒのモヘア・カーペット: 何世代にも渡って、南部の小さな町アンパニヒの女性たちはアンゴラ羊から糸を紡いできました。新しい技術がもたらされた結果、高品質の手織りカーペットを手に入れることができるようになりました。デザインはマハファリおよびアンダンジョイの文化に着想を得たものです。